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子役になる為の条件は?俳優スクールではどんなレッスンを行う?

昨今の子役達の活躍には目を見張るものがあり、それに反応して「自分もやりたい」また「うちの子にもやらせてみたい」という人達が非常に増えていると聞きます。そういった人達がこぞって門をたたくのが「俳優スクール」です。俳優スクールは種類も数も多々ありますが、一番大切に考えるべき事はお子さんの個性に合った所を探すという一事です。お子さんの個性を見極める為にも、まずは気になる所へ見学に行って見るというのも一つの手でしょう。

子役に求められるものとは

子役に求められものとは、突き詰めて言えば「子供らしさ」と「自然体」という事ではないでしょうか。いくら演技が上手でも、表現があまりにも大人びていたりすればデメリットになり兼ねません。それは、もちろん演技だけに限った事ではなく、年齢やスタイルといったものにも関わってくる事でしょう。

まず年齢ですが、大体が6才から12才までの小学生です。他、3才から6才までのキッズもありますが、一般的にはピークは7才と言われているようであり、理由として学業がそれ程に大変な時期ではない為レッスンに力を入れられる、また、オーディションを受け易いという事があげられています。ですから、7才よりずっと前の早い時期から活動を始める子供も結構いるという事です。

しかし最近は子役の仕事幅がかなり広がっていますので、実際は年齢制限がないとも言えます。つまり受けたいオーディションの年齢制限に合いさえすれば問題はないという事です。とは言え、あくまで子役は「子供らしい可愛さ」がある時期に限定された仕事で、そこが俳優・女優とは決定的に違う所でもあります。

次にスタイルですが、子供の個性として太っている痩せている、背が高い低いなどがあるのは当たり前ですね。その個性に合ったオーディションを選択すれば、それ程スタイルにこだわる必要はないように思います。例えば、背が高いと子役に向かないと思われがちですが、子供モデルという最近人気の方向性を考えれば全く違うメリットが出て来ます。実際に最近の子供モデルは手足が長くスラっと長身の子が目立ちます。モデルは企業側のイメージ通りに服を着こなす事が大切なので、背の高さがメリットとなる場合が多い例だと言えるでしょう。

そして、バラエティ番組で活躍している子供達も多くいます。皆さんも目にした事はあると思いますが、そこには様々な個性を持つ子供達が集められます。平均的な体格、同程度の身長、目鼻立ちが整っているといった子供達が集められる訳でないのは確かです。こうした所で活躍するには、多少ぽっちゃりとした体格も個性として大きな武器になります。

ただし間違ってはいけないのは、あくまで「子供らしさ」という個性である事です。個性を強調する為に、ダイエットをさせたり逆に太らせたりは絶対にやってはいけません。重要な武器である「子供らしさ」や「自然体」とはかけ離れた不自然で不健康な印象を与えてしまい兼ねないからです。子役は目に見えて健康である必要があり、そこから生まれる子供らしい輝きが必要不可欠だと言えるでしょう。

現場に於いては、大人やカメラに囲まれた状態でも物おじせずに感情や表情を「自然体」でというのが理想ですが、実際には非常に難しい事です。ここでいう自然体とは、どの様な場面に於いても自分らしく振舞える、という事になります。子供の持つみずみずしい感受性やストレートな感情を外に向かって出せれば、素晴らしい子役になれるハズです。しかし、これにはかなりの訓練や慣れが必要でしょう。この為に、役柄やオーディションに見合ったレッスンやトレーニングを行う俳優スクールがあります。育成のノウハウを知りつくしているプロのレッスンを受ける事は、子役への近道だとも言えましょう。

しかし、何よりも「本人のやる気」にまさる適性はありません。子供さんの「好き」「やりたい」「楽しい」が一番大切だという事です。

どんなレッスンやトレーニングを行う?

俳優スクールなどでは、まず一般的に重要視して行うのが、歌、芝居、喋りの全てに必要な滑舌や発声、姿勢の基礎練習だと言います。例えばオーディションに於いて、大きな声で挨拶や返事ができるかできないかでは印象が大きく違って来ると聞きます。しかし大きな声を出すには、それなりの練習が必要です。いきなりオーディションで出せるものではない事は間違いありません。その為に滑舌、発声、姿勢の改善から取り組む事が必要になるのです。

他にも、演技レッスンで台本の基本的な読み方から台詞をきちんと覚えられる術、子供らしい豊かな感情表現、自由な感情表現なども学びますし、ダンスレッスンに於いては俳優スクールに依ってジャズ・ヒップホップ・バーレッスンと様々に内容を変え、飽きずに幅広く対応できるレッスンを行っている所もあります。加えてヴォーカルレッスンでは、リズムに乗りながら歌える練習も行います。

ただ最も大事なのは、それらを継続して行える力と習慣を身に着ける事でしょう。言いかえれば、努力し続けられる強い気持ちを養うという事です。強い気持ちがなければ、繰り返し基礎練習をこなすという事は簡単なものではありません。同時に、この時期は脳の発育に大切な時期でもありますので、練習のみならず同世代の子供達との切磋琢磨する刺激は大きな成長の為には重要と言えます。また芸能世界を通して、同時代を生きる幅広い年齢層の人々との関係を構築できるのは、貴重な経験となるハズです。

そして、芸能界で一番大事と言われる挨拶を含めた礼儀や言葉遣い、時間を守るという初歩的なルールなど、人としてできて当たり前の事を当たり前にできる力も育てられます。つまり芸能だけではなく、子供ながら将来に必要な人間力を身に付けて行く訳です。

大切な親の役割

まず始めに「子役は期間限定である」という事を十分に理解しておく事が必要です。限定期間が終了した後に、どの方向に進んで行きたいのかという将来設計を子供と共に考え、その時になって戸惑わないように、あらゆる選択肢を見据えておく事が重要でしょう。

そしてレッスン期間中も、子役になってからも、学業と両立しながら行う活動は決して楽なものではないのがこの仕事です。しかも役を得れば、大人と同じに現場で役割を果たさなければならないので、更に子供にとっては大変さがプラスされます。そういう時に、親はしっかりとコミュニケーションを取りながら心と体を支えてあげなくてはなりません。特にスキンシップを大切にし、心が不安定にならない様にしてあげる事がなにより大切です。

それと共に、病気にならないよう健康管理に気を配るのはもちろんの事、十分な睡眠時間の確保やバランスの取れた食事を与えてあげる事も必要不可欠です。体力的に劣る子供が大人と同じように仕事をこなして行く為には、常に側にいる親が責任を持って全てを管理する必要があります。まさしく親子二人三脚の活動です。ですから役を得た場合には、台詞読みなどの相手をしなければならない時もしばしばあります。

更に我が子の個性に合ったオーディションを探す為には、常にアンテナを張り情報収集を怠らない事も必要です。また、俳優スクールを探す際にも子供が楽しく学べるように、個性に合っている所を探してあげる事が大切でしょう。

子供のオーディションでは親も審査されると言います。つまり、親も見られるという事です。そういった時に備えて、親は親でどんな質問事項にもしっかりと答えるられる準備と努力をしておかなければなりません。

なかでも特に大切なのは、親が率先して挨拶し礼儀を重んじる後姿を子供に示す事だと言います。親も姿勢を正し共に努力し勉強し成長する事が、苦しい時期も楽しい時も一緒に歩んで行け、活動を長続きさせる秘訣なのだという事です。

まとめ

「ステージママ」という言葉があり、「年がら年じゅう子供にべったりで、あれこれと口出しをする」という事で悪いイメージをいだかせますが、子役やその練習生達はほとんどが園児や小学生ですので、活動に携わる全ての子供の親は基本的に年がら年中べったりです。

ただし、ステージママのようにあれこれと口出しは無用でしょう。折角の経験や勉強の場で、自分の体で覚え、経験を通し自ら考える力が半減されてしまいます。親は完璧なサポートを求められても、必要以上の口出し手出しは控えるのが正解なのだと思います。親の手助けの境界線は難しい判断ですが、そこをクリアして行く事が親の勉強でもあるのではないでしょうか。

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