俳優を目指すにはどうすればいい?失敗しない養成所の選び方を伝授!

俳優というと華やかな世界を思い浮かべますが、その世界に入るために大勢の人が訓練しており、その中でも一握りの人だけが有名になれる職業だと言われています。そんな夢を叶えるために、それぞれがどこかに所属して、演技や発声、歩き方などさまざまな訓練を積んでいるのです。その中でも養成所は、芸能プロダクションや劇団が経営しているところも多く、運よく気に入ってもらえたら事務所に所属するチャンスもあります。そんな養成所ですが、実際にはどういうことを訓練するのでしょうか?

養成所ではどんなことをするのか?

それでは実際、養成所ではどのようなことを訓練をしているのでしょうか?声の出し方やダンス、ウォーキング、殺陣やアクションの練習、もちろん演技の練習などを主にレッスンをしています。俳優として基本的に身につけておくべきことを一通り訓練する場所になります。

まず声の出し方の訓練ですが、俳優としての声の出し方は、観客に声が届くような声の出し方が必要になります。舞台上から観客席まで声が届かないということがないようにしなくてはいけません。特に舞台俳優を目指している人は、この声の出し方は重要な訓練になります。

ダンスの場合、さまざまなシチュエーションで踊る機会が出てきますので必要になります。また、踊るだけの練習ではなく、体の使い方も同時に学んでいくことになります。自身の体を上手に使いこなすことができないと、受ける役が狭くなる可能性がありますので、できるだけ自分の体を上手く使えるようにしなくてはいけませんね。

次にウォーキングですが、モデルではないにせよ、カッコよく歩くというのは見られる立場においては必要になります。背筋を伸ばして堂々と歩くだけで、存在感が発揮できるような俳優さんになりたいですね。

殺陣やアクションの訓練は、実際の演技で必要になるでしょう。特に時代劇では、刀を使った立ち回りシーンやアクションシーンなども多くあり、そういう訓練をしていないと出演できません。最初から役を選んでいたら仕事はないですので、どんな役でもすぐに受けられるような訓練をするのです。

最後に演技の訓練ですが、俳優として一番大切な訓練となります。演技をする上で基礎となる部分を訓練します。その他にも、養成所によっては、カメラを意識した演技の仕方や朗読の訓練、日本舞踊などもあり、養成所によってカリキュラムの内容はそれぞれ違います。

養成所にかかる費用はどのくらい?

さて、俳優になるための基礎的なことを身に付ける養成所ですが、費用は一体どのくらいかかるのでしょうか?それぞれの場所により、金額の相違はありますが、入所費用が数十万円前後から、高いところは百万円程度まで幅があります。

かかる費用はそれ以外に、毎月のレッスン代が数万円程度かかるところが多いです。レッスン回数なども場所によりバラつきがありますが、週1回から2回というような感じで、レッスンを受けていくことになります。

その入所費用の内訳としてもそれぞれの場所にもよりますが、テキスト代や、プロフィール写真代などの広告費、レッスンで使用する物の諸経費になります。費用が高いから俳優になれる、というわけではないので、その費用に見合った内容であるかどうかの判断が必要になるでしょう。

どちらにせよ、初期費用やレッスン代の費用はかかってきますので、レッスンの内容と費用を比較しながら、自分に合った場所を選ぶことが重要になってきます。

養成所の選び方のポイントは?

それでは、養成所の選び方のポイントをご紹介していきます。まず、養成所に入るということは、芸能界により近づくという意味があります。どういうことかと申しますと、例えば、カリキュラムの講師は現役の演出家の方だったりと、何かしら芸能界でお仕事をされている方が講師となって教えてくれるという場合も多く見受けられます。従って、自然と業界のことが理解できたり、場合によっては知り合いができ、パイプができる可能性もあるかもしれません。

また多くは芸能プロダクションや劇団が運営しているので、現役の俳優さんや女優さんたちと一緒に仕事をすることもあるかもしれません。事務所の人に運よく気に入っていただけたら、そのまま事務所に所属することもできます。

何か他の人と比較して、光るものがあればチャンスは広がっていくでしょう。ただ、そういう個性が光るのは、本当に一握りの人だけという現状です。チャンスはあるけれども、それを掴むのは難しいということですね。

入所する際の費用や毎月のレッスン代など、諸費用がかかりますが、絶対に俳優になれるかどうかはこの時点では分からない状態です。ある意味自己投資ということになります。養成所に入れば俳優になれると思っていたら大間違いです。もし何かに出演できたとしても、エキストラのお仕事がほとんどになるでしょう。

要は、俳優になるために基礎的なことを教えてくれる場所であり、演技の実力をつけて伸ばしてくれる場所ではありません。したがって、俳優として将来仕事につけるかどうかもこの時点では分からないのです。

したがって、養成所の選び方としては、諸費用の金額やレッスン内容など費用にあった充実したレッスン内容であるかどうかを見極めることが重要です。また、教えてくれる講師陣はどういう方たちなのか、自分の将来のためになりそうな環境なのかどうかを自分自身で判断しなければいけません。その為には、実際に足を運んで現場を見てみることもポイントになるでしょう。

あなたに合った養成所を選んで売れる俳優をめざそう!

養成所は、俳優になるための基礎的なことを教えてくれる場所であり、どこの養成所も内容的には大体似通っています。後は費用面だったり、チャンスが多い少ないということだったり、教えてくれる人がどういう人かによって違いが多少出てくるでしょう。

また、芸能プロダクションや劇団が運営している養成所の場合は、そこから事務所に所属していけるのはどの程度なのか、過去にはどういう俳優さんたちがそこで訓練していたのかなど、過去のデータを元に分析してみてもいいかもしれませんね。

養成所の選び方のポイントとしては、費用がどれくらいかかるのか、講師陣はどういう人なのか、どこの芸能プロダクションが運営しているのか、そして最終的にはその場所を自分の目で確認するということが重要です。その養成所で実際に訓練している人たちを見れば、何か感じることがあるかもしれませんね。

まとめ

俳優になるために、養成所に入所して、俳優としての基礎を身に付けることができます。また、芸能プロダクションや劇団が運営している場合は、実際に活躍している俳優さん達と触れ合うチャンスが多く、話す機会や演技をする機会もあるかもしれませんね。

ただ、どこに属していても「何となく俳優になりたい」と思っていたら、時間とお金の無駄になってしまいます。まずは、自身の俳優になるためのプランをしっかりと立てて、自分に合った養成所を選びましょう。